「終活」の優先順位項目の内容を
少し細かく整理してみようと思います。
前回の記事 → 「終活」の優先順位項目
<健康状態>
・アレルギー、持病、既往歴、かかりつけ医療機関
・常備薬(お薬手帳の場所)
救急で搬送されたり、認知症で正確に伝える事が
出来なくなった時など、家族や身内が一目でわかるように
しておいたら助かると思います。
<財産>
預貯金口座
・取引銀行がどこかわかるようにしておく
・通帳、カード、印鑑、暗証番号の管理
・ネット銀行のログインID、パスワード、口座番号、支店など
・相続の配分方法やお葬式代など
これらは、ノートに記載した際などは管理に注意が必要です。
株式、投資信託など
・取引のある証券会社がわかるようにしておく
・ネット証券などのログインID、パスワードなど
・家族など投資経験がない場合は、事前に売却して現金化しておく
・銀行や証券会社、保険会社などから投資や
外貨建て預金などの話など勧められても、投資知識やメリット、
デメリットを理解できないなら、きっぱりと断るよう伝えておきましょう。
貸金庫、トランクルーム、美術品、貴金属類など
・契約会社、保管先、保管物を記載しておく
・美術品、貴金属類以外でも素人にはわからない価値のある物は
記載しておく。
会員権や骨董品や高価な物は、相続財産となるので、処分が必要な
物は、元気なうちに処分をしておく方が良いです。
自動引き落としの内容
・光熱費、携帯電話代、電話代、公的保険、クレジットからの
引き落としなどは、引き落とされる銀行、支店、
口座番号を記載しておく。
・クレジット払いになっている場合は、クレジット会社名も記載。
<不動産関係>
建物、土地など
・登記簿など書類の確認
・土地、建物の名義を確認しておく
・名義変更が必要な時は、親や祖父母などの場合は
事前に名義変更をしておく
・相続人の確認、または処分するかなどを考えておく
・固定資産税なども確認をしておく
田畑など
・田畑、山など土地の確認
・山林などどこまでが自分の山なのかわからない場合や
もめ事になっている場合は、家族に状況説明をしておく
・固定資産税などの確認
・財産分配の確認
お金が絡むことは、家族間でのもめ事が生じる原因の一つです。
財産が多ければ多いほど、少々大変ですが、伝えるべき事や
分配方法など、しっかりとわかりやすくしておかないと
いけないですね。
先日、子どもに話したことですが、
以前、定価1,000円の本が廃盤でプレミア価格の
1万円で買った本があり、「この本は価値があるので
捨てずに価格を調べて売ってね」と伝えました。
大事に保管はしていますが、私から見れば価値ある本ですが
家族からしたら、私が所有する中のただの古本の一つとしか
思わず、私が亡き後はきっと処分されるでしょう。
そんな自分にしか価値がわからない物も事前に処分して
おくか、家族にわかるように説明しておいた方がいいかも
しれませんね。
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