小林正観さんの本より
小林正観さんの本を数冊読みました。
小林正観さんと言えば、
感謝や笑顔、掃除といった日常の行動を通じて
幸せを引き寄せる、というシンプルながらも深い教えを伝えてくれます。
正観さんの書籍には、お金についても
たくさんの教えが書かれています。
お金と宇宙の法則
例えば、
「お金は、出る方が先、入るのが後。
喜ばれるように使ったお金は、
倍返しで自分のところに返ってくる。」
という、お話がありました。
どういうことかと言うと、
「出入口」という言葉がありますが、
「出る」という文字が先に書かれています。
電車にしても、エレベターにしても、
出る方が先、入るのがあとになります。
宇宙の法則では、まず「出る方が先」なのです。
でも、社会全体は、
「お金をどうやって手に入れるか」しか教えてくれません。
だからみんな、困ってしまう。
宇宙の法則では、出の方を勉強しない限り、
入る方がスムーズにならないという仕組みになっているようです、
と正観さんは言っています。
托鉢のお話
私がとても関心深いお話がありました。
「托鉢(たくはつ)」をご存じですか?
托鉢とは、修行僧が鉢を持って家々を回り、
食べ物やお金をもらうことをいいます。
お釈迦様のお話です。
ある時お釈迦様が弟子達に、托鉢を提案しました。
「托鉢では、金持ちの家を回るのではなく、
貧しい人々の家を回りなさい」と言われました。
弟子たちは、驚き、
「なぜ金持ちの家ではなく、
貧しい人々の家をまわるのかと、お釈迦様に説明を求めました。
お釈迦様の説明は、
「貧しい人々は、自分が貧しいと思い続けてきて、
他人に施しをすることや与えることをしてこなかった人が多いのだ。
他人に施しをすることで、容易に救われるのだから救ってあげなさい。
その為の托鉢なのです。」と言われました。
そのお話に、正観さんは、
良く道や駅に托鉢僧が立っていますが、
私たちが托鉢椀の中に、チャリンとお金を入れ、
「喜捨(きしゃ)」させて頂くと僧は、
短いお経を唱え、軽く会釈し、鈴を鳴らします。
そうされたら、「喜捨」させて頂いた私たちが、
両手を合わせて「ありがとうございました」
というのが、正しい作法、正しい礼儀と話されています。
仏教では、「喜捨」とは私たちを
「貧しさ」から救ってくれる、有り難いシステムのようです。
本当なら、私たちがお寺まで「喜捨」に行くべき所を
僧の方がわざわざ近くまで来て頂けるのですから、
「喜捨」させて頂いたら、お礼を言うのが正しい在り方だそうです。
まとめ
つまり、お金は、
「人に喜ばれるような使い方」
「多くの人の役に立つような使い方」をすると、
お金自身が、来たがって、お金が集まる、らしい・・・。
と、書かれています。
お金は、貯め込まれたり、自分の贅沢に為に使うと
お金の流れが悪くなるようです。
お金に関する書籍には、
「お金を循環させないと、お金が入ってこない」
と、よく書かれています。
お釈迦様の「托鉢」のお話は、とても興味深かったです。
私はあまり見かけませんが、
以前、他県へ行った際に、托鉢僧がいらっしゃいました。
あまり深く考えずに、お金を托鉢椀に入れましたが、
有り難いことなんだと、改めて勉強させられました。
本当にお金の循環が良くなるのか、
「出す方が先」「人の為になる使い方」を
少しずつ実践してみようと思います。
どなたかのお役に立てれば幸いです。。。
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