なぜ、母を嫌うようになったのか…
親との関係がどのように変化したのか
簡単に言うと、嫌いになっていた母のことが
大好きになり、心から父と母に感謝で
いっぱいになった、ことです。
なぜ、母を嫌うようになったのか
数年前から、母の言動に違和感を覚えるようになりました。
「〇〇さんに盗まれた」など
事実か妄想かわからない話を繰り返すようになりました。
認知症かと疑いましたが、どうやらそうではないようで
会話や最近の記憶もしっかりしており、
頭はしっかりしていました。
しかし、母のおかしな言動は
状況的にも考えられない話なので
私の中では「妄想なのでは?」という
疑いが強くなっていました。
調べたところ、高齢になると
「妄想」と言った、精神病的な症状が出てくることがあるようです。
親との関わりで、同じような経験の方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
だんだんと話がエスカレートしてきて
実家に帰る度に、父や他人の悪口、「物を取られた」
「無くなったものが戻ってきていた」
など、実家に帰る度にそんな話ばかり。
お陰で仲の良かった夫婦仲も少しずつ悪くなる状況。
初めは静かに聞いていた私も
次第にイライラは募っていき、時々
「いい加減にして!」
と、怒りをぶつけることも増えてきました。
証拠がないだけに、信じられず
こっちの頭がおかしくなりそうで
母のことがだんだんと嫌いになっていました。
目の前の状況は、自分自身が創り出している?
「どうしてこんなことになったのか」
「どうしたらこれを解決できるのか」と
頭を悩ませることも多くなりました。
実家に帰る頻度を増やしたり
本を薦めたりと、考えても結論も結果も出ず…
そんなとき、ふと目にした言葉に衝撃を受けました。
「目の前の状況は、自分自身が創り出している」
「いやいや、これは例外でしょう」
と自分の考えを一度は否定しました。
でも以前にもブログで書きましたが、
「鏡の法則」
「目の前の状況は自分の鏡」
という言葉を思い出しました。
とにかく、2人が穏やかに仲良く
暮らしてくれるなら何でも試してみる、
という藁にもすがる思いで、
以前購入していた、大石洋子さん著書の
「7日間でなりたい私になれるワーク」
という本を実践してみました。
以前から「思考の学校」をYouTubeなどで
観ていたので、本の内容もわかりやすかったです。
怒りの書き出しと、本音との対話
まずは、父と母の嫌なところをノートに書きまくりました。
とにかく怒りが収まるまで、数日掛けて書き続けました。
途中で、ノートを破ってしまうほど
感情が爆発することもありました。
昔の子どもの頃に感じた怒りの感情までも
とにかく思いつくまま、
母と父の嫌いなところ、嫌いだったところを
書き出しました。
書き出したことが、自分の本音。
そして気づいたこと。
私は、自分のことを嫌っていたようです。
怒りの感情が湧き出ると言うことは
自分の中に怒りの感情があると言うこと。
よくよく自分のことを考えてみたら
私も口や態度に出さない(たぶん…)けど、
母と同じように、人を疑ったり
人が信じられない気持ちや
人を見下してしまうこともありました。
過去の経験からか、人を疑ったり信じられなかったり
する時がありました。
旦那さんや友達、他人までも知らず知らずのうちに
見下していることがありました。
感謝の書き出しと母の変化
そこからは、逆に気づかせてくれたことに感謝し
小さい頃からことを思い出し
感謝できることを数日間かけて書き続けました。
それから数日後、
実家に帰った際に母から
「物を結構捨てたよ」と
断捨離の報告がありました。
ちょっとした出来事ですが、
母の気持ちに変化が感じられました。
私の中でも、日常でイラッとする出来事を
まだまだ意識が必要ですが、ジャッジせず
少しずつ客観的に観れるようになってきました。
まだまだ道の途中…
すべてが良い方向に…
そんなすぐに上手いいく訳でもなく
まだまだ嫌な母は健在でしたが、
それでも、母が少し変化していることはちょっと驚きでした。
自分自身も思考を見直したことで
母の言葉に振り回されるのではなく
起きてる出来事を客観的に捉えることで、
自分自身の課題として考えられるようになり
母との関係も前向きに考えられるようになりました。
次回は、引き続き感謝の書き出しを続けた後の変化を書きます。
親が高齢になると
「親が我が儘になってきた」
など、親との関わり方に戸惑い、
悩むことも多くなるようです。
少しでも参考になれば幸いです。。。


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