「断捨離」のルーツはヨガの教え
数か月前、思い切って「断捨離」をしました。
定期的に断捨離はしていたのですが、
「もしかして使うかも…」
と思って捨てきれなかったものまで
徹底的に捨ててみました。
実は「断捨離」という言葉は、片付け術で有名な
「やましたひでこさん」が提唱した独自のメソッドです。
もともとはヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得て
日常の片付けや心の整理に応用されたものです。
- 断(だん)=断行:不要なものを入れない
- 捨(しゃ)=捨行:使わないものを手放す
- 離(り)=離行:執着やこだわりから離れる
この3つの行いが、空間だけでなく
心にも大きな変化をもたらしてくれるのです。
散らかった部屋は、脳を疲れさせる?
人は1日に約6万回も思考を繰り返していると言われています。
そのうち約8割は、視覚からの情報がきっかけ。
つまり、部屋が散らかっていると、目に入るものから次々と
連想が始まり、思考が止まらなくなるのです。
結果として、同じことを何度も考えたり、決断に時間がかかったり…。
断捨離によって視覚情報が減ると、思考の回数も減り、
脳の疲労感が軽減されます。
心が安定する、セロトニン効果
片付いた部屋を拭き掃除すると
リズムよく身体を動かすことで、同じ筋肉が動き
脳でセロトニンが増えます。
セロトニンは腸で作られることが多いですが、
十分に分泌されると脳にも届き
心の安定や幸福感が増します。
幸福感が心の安定に繋がります。
執着を手放すと、幸福度が上がる
断捨離の過程では、「これは必要?」「なぜ捨てられない?」
と自分自身と向き合う時間が生まれます。
「やっぱり捨てられない」と言う気持ちがある時は
数年使っていない物に執着しているということ。
それは過去や思い込みに囚われているサインです。
それらを手放すことで、執着や過去の囚われから
解放され幸福度が増します。
断捨離後の変化
断捨離から2週間後。
最初の2日間は、身体がだるくなるような感覚がありました。
でもそれ以降は、日中の疲れが減り、頭がスッキリ。
何よりも「決断力」が増したことが一番の変化です。
やるべきことがスムーズに進み、迷いが減ったのは、
視覚からのノイズが減ったからかもしれません。
まとめ
「断捨離」は、ただの片付けではないことを実感。
必要としなくなったのに「捨てられない」と
思い込んでいる物、それこそが過去に囚われている
ものなのでは...と思います。
そういうものと向き合うことで、
過去との自分自身と向き合い、
感謝して手放すこと=執着を手放すことになるのでは思います。
執着は、本当に欲しいものを遠ざけると言われます。
「なんだかうまくいかない」
「心がモヤモヤする」など
心が不安定に感じるなら
物と向き合いながら「断捨離」してみてはどうでしょうか?
きっと、思いがけない変化が訪れると思いますよ。
どなたかのお役に立てれば幸いです。。。


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