高齢の親との関わり、良好な親子関係を築くためのヒント

終活

子育ても一段落し、落ち着いた頃に訪れる親の介護。
高齢の親との関係は、時には挑戦的でありながらも非常に価値のあるものです。
親が高齢になると、生活の様々な面でサポートが必要になることがありますが、
お互いの絆を深める良い機会ともなります。
私は介護、相談員として、それぞれの方々の関わりを見てきました。
その中で、私の気持ちが大きく変化したことは、
「最後まで自宅で過ごせるようにしてあげたい」という思いでした。
義母は80歳を超え、自分の両親も70代後半になりました。
今回は、私の経験も含め、高齢の親との良好な関係を築くためのヒントと
実践方法をご紹介します。

1. コミュニケーションを大切に

オープンで率直なコミュニケーションは、親子関係を良好に保つための基盤です。
定期的に会話の時間を設け、お互いの考えや気持ちを共有しましょう。
簡単な日常の出来事について話すだけでも、親は安心感を感じることができます。
私も話をする中で、身体のことや病気のことなどがわかったり、
不安に思っていることに気づくことが出来ています。

2. 親の意見や希望を尊重する

親が高齢になると、日常生活における選択や決定に対して意見を持つことがあります。
親の意見や希望を尊重し、可能な限り取り入れることで、
親の自尊心や自立心を保つことができます。
私は時々、親を年寄り扱いしてしまうことがあり、そこはいつも反省してます。

3. 一緒に過ごす時間を大切に

親と一緒に過ごす時間は、親子関係を深める絶好の機会です。
共通の趣味や活動を見つけ、一緒に楽しむことで、
親も楽しい時間を過ごすことができます。
一緒に過ごす時間を共有することで、自然と会話も増えます。
私は旅行好きの親を旅行や日帰り観光に連れて行ったり、畑を一緒にしたりしています。
子どもと一緒に何かをする、ということは、親にとってはどんなことでも楽しいようです。

4. サポートをする

親が日常生活でサポートを必要としている場合、積極的に手助けをしましょう。
今は、セルフレジなど人を介さないサービスが増え、
なかなか高齢者には馴染めないようです。
義母は特に難聴の障害がある為、最近は特にサポートが必要になってきました。
買い物や家事の手伝い、医療機関への付き添いなど、具体的なサポートをすることで、
出かけることが億劫にならずに、生活の質を向上させることができます。

5. 感謝の気持ちを伝える

日々の小さなことに対しても、感謝の気持ちを忘れずに伝えることが大切です。
親がしてくれたことに対して「ありがとう」と言うことで、関係がより深まり、
自分も役に立てていると、自己肯定感が高まります。
親たちもまだまだ元気なので、食事の準備などはあえて手を出さずにお任せしています。
もちろん、親の手料理が食べたいのもあるのですが。
「美味しい」「ありがとう」などの声かけをすると、嬉しそうにしています。

6. 専門家のサポートを利用する

時には専門家のサポートが必要な場合もあります。
介護サービスやカウンセリングを利用することで、
親と自分の双方にとって負担を軽減し、
より良い関係を築くことができます。

まとめ

高齢の親との関係を良好に保つためには、時間をかけて向き合うことが
大切な時もあると思います。
私も「親もいつまで元気かわからない」と実感したのは、親と同年代の方々が続けて、
4人亡くなられたことと、両親がコロナウィルスに感染したことでした。
「後悔したくない」、という思いが強くなった出来事でした。
仕事や子育てで、親との時間が限られてしまいますが、
連絡をする回数を少し増やすだけでも
きっと高齢の親には、嬉しい出来事であり、元気になれるはずです。

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